<ゲストスタッフ 村上さんより>
一昨年あたりから、子供達に電子工作の面白さを教えたい。その様な活動を近くで行っている団体がないか、ネットで調べていたら、「科学の花咲くプロジェクト」のあることを知り、2012年2月に、山形市にある事務局を訪ねました。その時に、3月17日宮城県石巻市で「科学で東北を盛り上げ隊!@石巻」があることを紹介され、早速申し込みました。私にとって、初体験であり、うまくやれるか、ちょっと不安な面もありました。
3月17日当日、会場についてからは「Science&technology for all」の皆様が暖かく、気軽に迎い入れてくださり、直ぐ打ち解けてモーター作りの活動に参加できました。モーターのコイルになるエナメル線の被服を紙やすりで上手にはがせることが出来るかで、一回でモーターが回るか、何回か紙やすりで削りなおして回るようになるかの違いがありました。クルクル回り始めると思わず「良かったね!出来たね!」と私の方から拍手が出ていました。子供もニコッとして喜びます。「良かったね!」は何度か、ヤスリがけを手伝って、回ることが出来たことによって、自分がホットして出てきた喜びの言葉でもありました。子供たちに出来上がって「作ってみて、どうだった?」と聞くと、「楽しかった!」と笑顔で答える子供がたくさんいました。
今まで趣味で、ラジオ、ミニアンプ、ライントレーサー、センサーライト・・・など遊び心で製作したりしていたのですが、子供達に接してやって見ると「いまの言葉はちょっと難しかったな」「どうすればもっと興味を持ってもらえるかな」とか、次回に向けての反省点も出てきますが、何より、子供達の反応からこちらがヤル気になったり、うれしい、楽しい気分になります。そういう意味で「子供達に電子工作を教えたい・・・」というのは、上から目線だっだのに気づかされます。「電子工作を通じて、子供たちと一緒に感動を共有する場(教室)」と自分の考え方も変わりました。これから自分なりに子供たちと感動を共有できるモノづくり教室のアイデアを考える楽しみが出来ました。
主催された「やまがた科学の花咲くプロジェクト」の皆様、一緒に活動させていただきました「Science&technology for all」の皆様、たくさんの子供達、ありがとうございました。
会社員 58歳 村上
【科学で東北を盛り上げ隊!@石巻】
主催:やまがた「科学の花咲く」プロジェクト(提案:山形県、運営:山形大学)JTS地域の科学推進事業「地域ネットワーク支援」
共済:鶴岡市立加茂水族館、山形県立博物館、鶴岡工業高等専門学校、東北文教大学、石巻専修大学、仙台市科学館、ガリレオ工房、東海大学 、東北大学大学院理学研究科、南三陸海岸ジオパーク準備員会、サイエンス&テクノロジー for All、宮城教育大学、化学同人、東北芸術工科大学
後援:石巻市教育委員会、東松島市教育委員会、女川町教育委員会、サカタ理化学、田宮印刷、イオンモール石巻